2018年12月27日木曜日

今年ももう終わり。



今年はデビュー20周年でライブ作の配信などもあったけど、
ぼんやり過ごしました。来年は頑張れるようにします。

上記曲は拡大5枚組が発売されるという名盤より。年末録音。
ザッパの中でもかなり好きな演奏。元々は『アンクル・ミート』収録の小曲。
ここまでダイナミックに拡張していけるこの時期のメンツが好きだ。

2018年12月21日金曜日

アール・スウェットシャツの新作、めちゃいいな。



各所でベスト・アルバムが発表されている時期ですが、
発売されたばかりのこのEarl Sweatshirtアルバム、結構目にする気がする。
"OFWGKTA"の最年少メンバーで(まだ24歳)3年振りの3作目。
15曲で24分と短いが、濃い。
上記曲はNYの実験的ヒップホップ・グループ、Standing On The Cornerと組んだ1曲。
ざらついた70'sソウルっぽいサウンドが絶妙にカッコイイが、
ラップもセンスの塊ですな。

2018年12月20日木曜日

ハッピー・マンデーズとペイヴメントを合体させました。



という音楽性が個人的にはストライク。
シカゴの4人組バンドで、人を食ったような態度が大変よろしい。Laverne。
過去の音源を探っていたら、毛色の違う曲も試していたりしたようだが、
今秋出たアルバムは上記PV曲に近い曲調が多く、方向が定まっている。
ギターは重ね録りさえしてなく、一本のみ。ということでリズム隊と対等な立場。
それがタイトな音楽性に合っている。

2018年12月18日火曜日

ノーザン・フォークというバンド名だが



南半球オーストラリアの人達。
アー写を見ると10人もいて大所帯。The Northern Folk。
ラッパ隊もいてバスキングでやってそうなフォーク・スタイルだ。
でも、伝統的過ぎず、どことなく歌の節回しにHIP HOPの感覚もあったりする。
これは来年出る3rdからの先行曲。マイナー調の乾いた哀愁がいい感じ。
気に入った方は1年前に出ていたこの曲もどうぞ。

2018年12月12日水曜日

ダープロのタイニー・デスク、きました。



ダーティー・プロジェクターズのタイニー・デスク。
クリスマス・シーズンっぽい照明の中、今年出た新作より3曲。
どれも素晴らしく、やっぱりいいな〜とじっくり鑑賞。
髪が短く髭もないデイヴ・ロングストレスさん、
なんとなくデヴィッド・バーンに似てきた気がする。

2018年12月7日金曜日

ディス・モータル・コイル、懐かしいな。



4ADを設立したアイヴォがやっていたプロジェクト。
この頃は濃厚にレーベルの色があったもんだ。
当時のレーベル・ミュージシャンが多く参加していて、
秀逸なカヴァー解釈が多く、僕も気に入ってました。
上記は1991年のラスト3作目の2曲目。
シェリアン・オーファンの故キャロライン・クロウリーが歌っている。
これもカヴァーらしいが、オリジナルは知らない。
久しぶりに聴いたら懐かしすぎて涙出そうになった。
いい曲だ。
今月、紙ジャケ高音質仕様で再発(輸入盤)が出るそうです。


2018年12月4日火曜日

リリース1年たちました。



今後の予定は特になし(断言)。
ぼちぼちと新しい曲には手をつけてます。
手をつけている、というのが大事だな。ゆっくりと進んではいるから。
進んでいるなら、今後の予定も出てくるだろう。

『信じるに値しない男』また聴いてやってください。
忘れた頃に聴くといい感じ、きっとあるので。


2018年11月27日火曜日

2声ハーモニーはやっぱりいいね。



最近サイモン&ガーファンクルを全作聴き返していたのだが、
そんな気分にぴったりきたゴールデン・デイズ(Golden Daze)というデュオの新曲。
来年2月に2ndがリリースされるそう。
Spotifyで1stをチェックしたらローファイ・ギターポップ的な曲が殆どだったので、
この曲が突然変異なのか、路線変更なのか、謎だったのだが、
どうやらインフォを読むとこのフォーク路線が元々のスタイルだったようだ。
しかし、この音楽性でアメリカ西海岸ロス出身なのがちょっと意外。

2018年11月22日木曜日

黒田硫黄の仕事。

黒田さんの新しい短編集が出るということで、紹介。
講談社コミックプラスで試し読みできます。
面白いのでチェックするべし→こちら

今年後半はCMあったりと大活躍でしたね。
詳しくは→こちら

2018年11月21日水曜日

Disqのデビュー曲がいいです。



米国ウィスコンシン州出身の10代ギター・ポップ二人組。
『ナポレオン・ダイナマイト』みたいな兄ちゃんがいい味出してます。
ピッチのずれた儚いギター・リフに、虚ろな歌メロ、
しかし、それでいて5分を越える大作感。
妙な存在感があって、既に海外有名ブログでは話題になっている。
映像は自然と青春っぽさが出ていて、痛痒くも清々しい。
来年以降のリリースになるけど(レーベルはサドル・クリーク)要注目です。

2018年11月20日火曜日

Foxwarrenのデビュー作。



前に紹介したこともあるカナダ出身のSSWアンディ・シャウフ、
彼が結成した新しいバンドです。
ANTIからデビュー作を今月末にリリースする模様。
まったりしたフォーク・ロックで、ソロでの凝ったポップ世界とは違うリラックスした方向性のようだ。
アルバム全体もジャケのイメージから想像するに70年代っぽい佇まいなんだろう。
そしてアンディさん以外のメンバーは全員髭&薄毛で、年季が入っている。
どういう関係性なんだ?

2018年11月16日金曜日

名盤『ベガーズ・バンケット』も50周年。



期待されてたボーナス曲などがないことでストーンズ・ファンから失望された『ベガーズ・バンケット』の50周年盤。
でも、こうやってリリック・ビデオが出てくるとやっぱり嬉しいもんだ。
全曲あります。トイレの落書シリーズ。
上記はB面2曲目のブルース・カヴァー。
ロバート・ウィルキンスのオリジナルもリンクを張っておこう(→こちら
個人的にはこのアルバムにはめちゃくちゃ影響を受けた。
高校生の頃、当時高かった国内盤(3300円)を買って聴きまくった思い出が。
サブスクで確認するかぎり、今回のリマスターもいいけど、当時のCDも悪くない。
要はアコギがええ音で鳴ってりゃ問題なし、という作品。大好きだ。

2018年11月12日月曜日

Shit And Shine やばいです。



『ヘヴィメタル・パーキングロット』というカルト短編映画があるのだが、
そこから抜き出した映像を使い、同時期のマドンナの映像も(当然)無許可で使った、
めちゃくちゃな楽曲。完全に狂っている。
が、最高にアメリカを感じる。
そして、これが普通にSpotifyでも聴けるという。
どうなっとんじゃ、この世の中は。
ジューダス・プリーストからの許可も当然取ってないんだろうが、
2分30秒過ぎからのロブ・ハルフォードの表情が曲に合ってて笑いました。

もやもやする人はもう1曲観て諦念の域へ参りましょう(→こちら

2018年11月9日金曜日

YouTubeあるあるPVです。



YouTubeを観ている時にありがちな事が次々と展開されていく、
という趣向のクリップ。
はじめ何が起こったのか分からなかったが、そのうち意味が通ってきます。
途中に入るソックスの広告、フリーメイソンを絡めるあたり、面白い。
ただこういう凝った動画にありがちだけど、
この曲も全然印象に残らない(動画の印象のみ残る)という致命的ミスを犯してます。

アーティストはFlasher。米国ワシントンDCの、女性ドラマーを含むトリオ・バンドで、
Dominoから今年デビュー・アルバムを出してます。その中の1曲です。

2018年11月6日火曜日

カビ人間。



だらけていて、人を舐めきったような態度が最高です。
調べたらアラーラズの人だった(アメーバ・ミュージックで働く3人で結成された60's風バンド)。
このソロ・プロジェクトPAINTは変テコさに輪がかかっている。
誰も止める人がいないからか。
こちらのPVも内容がひどい。笑えるけど。
筋金入りなのが音から伝わってくる。
今月アルバムが出るそうです。

2018年11月5日月曜日

Pedro The Lion、復活。



デヴィッド・バザンがペドロ・ザ・ライオン名義を復活。
その新曲がエモーショナル。
じわじわと感傷が押し寄せる。
来年1月にニュー・アルバムが出るそうだ。

2018年10月31日水曜日

マーマーマーのマーマレード。



90'sっぽいサウンドにサイケ風味をふりかけた、オーストラリアの5人組新人バンドMurMurMur。
ウィル・フレッチャーを中心に去年結成されたばかりらしく、
何者なのかほぼ情報はないに等しいのだが、楽曲に勢いある感じは出てます。
多分アルバムはまだまだ先でしょう。このポップで軽薄なノリは残していってほしい。
頭の片隅に覚えておきます。

2018年10月30日火曜日

ブルース傑作をあらためて聴く⑦



ライトニン・ホプキンスははずせません。
この曲は名盤『Mojo Hand』(1960録音)期のえげつない逸品。
男と不貞ばかりする女を殺すからショットガン持って来い、という野蛮な内容。
ドラムとのデュオ態勢で、音はスッカスカ。でも、それだけにブルースの本髄を突く。
途中のギター・ソロが最高に素晴らしい。
僕はB.B.キング〜E・クラプトンへ連なるギター・リック系ブルースにあんまり興味を持ってないのだが、それはこういう味のある煮染めたギリギリの表現の方が好きだからだろう。エンタメの力は劣るが、本物の匂いがぷんぷんする。必要以上のテクは要らない。1秒後何が起こっているか分からない、この行き当たりばったりなフィーリングが一番大事。

2018年10月26日金曜日

ブルース傑作をあらためて聴く⑥



これを最初に聴いた時は本当にたまげたもんです。
ワンコードの呪術の如きブルース。異様な空気が特別な録音に封じ込まれている。
歌詞の内容は借金取りに追われ(?)家の中でびくびくしてるだけなのだが、
この緊張感は何だ。凄いとしか言いようがない。
録音は1951年(昭和26年)。ハウリン・ウルフは41歳で、これがデビュー作。
兵役があったのでデビューが遅れたようだが、この最初の一撃だけで全部をひっくり返せてます。
芸能色が強まっていく60年代以降も勿論良いけど、僕はやっぱりこれです。

今回のブルース・シリーズ①〜⑥、まだシカゴ・ブルースをさらっている段階だが、
いつまで続けるんだ。今自分に問いかけてます。

2018年10月22日月曜日

やっぱりパワー・ポップが好き その3



唐突に第3弾。
今回は70〜80年代のイギリスものです。
第1弾同様、今では手に入れることが難しくなったライノのDIYコンピに寄せたセレクト。
海外ではコステロとかニック・ロウがパワー・ポップの範疇に入るらしく、
僕もそういう自由な発想に習ってみて、
ネオ・モッズ、パブ・ロック系の楽曲も存分に含めてみました。
好きそうな方はプレイリストに入れてみてね。

第1弾  第2弾

2018年10月20日土曜日

両親はフィリピンからの移民らしい。



シカゴで活動するJ・Fernandezの新曲。
11月にリリースされる2nd『Occasional Din』より。
これがめちゃ良かった。
ステレオラブ、エレファント6系など60年代のカラフルな音楽を咀嚼した人達とイメージが重なる。
2015年に出ていた1stは個人的にはひっかからなかったのだが、
今回のは音の魅力度がぐっと上がっている気がする。
音色ひとつひとつの片鱗に愛らしさが宿っている。
もうひとつの先行新曲も良いので、気に入った方は是非→こちら

2018年10月17日水曜日

後半、突如盛り上がります。



カナダのSSWで、そこそこキャリアもあって現地で音楽賞なんかも獲っている、
というDaniel Romanoさん(33)。
知らなかったので、Spotifyで過去曲を色々聴いたけど、
不思議な魅力があって、すっかりお気に入りに。
基本はフォーク/カントリーのスタイルであるが、どの曲も必ず一癖あって、
そのひっかかり具合が良い。
ナイーブで繊細な歌の中にどこか他人事っぽい飄々さもあって、
どんな人なんだろうと興味が出てきた。
近年は新作を出しまくっているようで、上記曲は11月リリースの新作8th『Finally Free』に収録されるそう。

2018年10月12日金曜日

ブルース傑作を改めて聴く⑤



この映像を初めて観たのは「SWEET HOME CHICAGO」というドキュメンタリーだったが、
かなり驚愕したのを憶えている。
映画『ブルース・ブラザーズ』にも出てきたマックスウェル・ストリート(→こちら
そこでの投げ銭ストリート・ライブの傑作。これは聴きまくったなぁ。
少なくともこの光景からは1964年当時のビートルズ旋風は垣間見れない。
都市部の黒人コミュニティーは隔絶された異世界だったのか。
アルバムに耳を傾けると女子供の声も聞こえてくる。
その雑踏と綯い交ぜになったドロドロのブルースのカッコいいことよ。
戦前から各地を放浪しながら、トラブルのたびに芸名を変えながら活動してきたロバート・ナイトホークはこの時55歳。
スライドギターを電気化したと言われるのはこの人で、エルモア・ジェイムスやマディ・ウォーターズも参考にしたそう。
若い頃の録音は優雅さもある男前なカントリー・ブルースだったのだが、
この頃は肝の座った埃まみれのど迫力ブルースを聴かせる。やばい。
ロバートさんはこの3年後には心疾患で亡くなってしまうだけに貴重な記録だ。


2018年10月9日火曜日

ブルース傑作をあらためて聴く④



90年代に池袋のヴァージン・メガストアでブルースのキャプションを書きまくっていた徳永です。その頃しつこく推していたのがこのJBハットー。
エルモア・ジェイムス、ハウンドドッグ・テイラーより10歳ほど若い世代のスライド・ギタリスト。これは1966年録音なので40歳くらいか。
僕が衝撃的だったのはその適当さ。
上記の曲はボトルネックを使ってない曲なのだが、異様に下手だ。マジか。
「オーライ、サニー」と言ってサニーランド・スリムにピアノ・ソロを促すと見せかけて、変なオブリガードで邪魔しまくる。
ピックじゃなくアサリの貝殻で弾いてんのかい。
でも、猛烈にブルースを感じる。
何これ?みんなも聴いて。と推薦してた。懐かしい。
やはり歌がいいんだろうな。

2018年10月6日土曜日

Diana Radarはオーストラリアの隠し玉か。



Niche Musicさんで知ったオーストラリアのバンド。
一昔前にザ・ドラムスが流行った頃にいそうでいなかった感じ。
本人達はストロークス的なアート不良路線で攻めたいんだろうが、
この天然なネオアコ・ギターで台無し。めっちゃエヴァーグリーン。
こういうアルペジオの破壊力はすごいね。
イメージをぐいっとネオアコ方面に180度変えさせてしまう。
僕も見習いたいところだ。

2018年10月4日木曜日

ブルース傑作をあらためて聴く③



ハウンドドッグ・テイラーはどの録音もほぼハズレ無しなので、
どの曲を取り上げてもいいのだが、
このライブテイクは酒ビンが転がる音が聞こえたり、声が裏返ったり、
ギターソロの後に「ガハハハ」と笑ったり、素晴らしい逸品なのでピックアップ。
活躍した70年代は既に55歳。南部ミシシッピでの小作人時代を抜け出し、
実に楽しそうに晩年を謳歌している(この数年後にガンで亡くなる)。
演奏はトリオ編成で、ジョンスペも模したギター✕2のベースレス。
相方ギタリストのブリュワー・フィリップスもめちゃ巧いので、聴き所が多い。
陽気な「ガハハハ」がもっと聴きたい方は「Let's Get Funky」(→こちら)も是非。

2018年10月2日火曜日

ブルース傑作をあらためて聴く②



1952年録音。マディ・ウォーターズは油の乗り切った30代後半。
粘っこいスロー・ブルースで、大定番すぎて申し訳ないが、やはり最高だ。
この曲でアンプリファイド・ハープを吹いているのは当時まだ10代だったジュニア・ウェルズだと言われている。
その新参者がカリスマのマディ親分の横で渾身の演奏をし、
2分50秒過ぎでは勢い余って喋ってしまってる。
僕はその部分が大好きで何度も聴き返した覚えが。
当然、当時はスタジオでの一発録音だったわけで、その様子を想像するだけで楽しい。
「おい、お前。やっちまったな。最高じゃねーか」
とか録音後、話したのかな。

2018年9月27日木曜日

Tank And The Bangas 最高です!



明日リリースされるタンク&ザ・バンガズの新曲「Spaceships」。
今年の夏にこのバンドの存在を知ったのだが、すごく注目している。
上記ライブ動画があまりにも素晴らしかったのがその理由。
必見。きっと数年後、フェス・シーズンを沸かす存在になるので覚えておこう。
(3年前にも同じようなことを書いて実際そうなった→こちら

基本スタイルはヒップホップで育ったファンク。
でも、ニューオーリンズの音楽的気だての良さが濃厚に噴出していて、
なんだかそれ以上のジャンルレスな新しき土着産物になっている。
遡って聴いたデビュー当時(2013)の作品は優等生的な印象だったが、
絶対にここ1〜2年で化けてきているな。
気に入った方は直近シングルもめっちゃいいので、どうぞ→こちら

2018年9月26日水曜日

秋っぽいフォークポップ、沁みます。



オータム・ディフェンス、ウィルコで知られるパット・サンソンがフィーチャーされた、
Fernando Perdomoフェルナンド・ペルドモの新曲。
好きなシンガーに自分の曲を歌ってもらうというアルバムが出るとのこと。
二人は近年リンダ・パーハクスのバッキングを担当していて(→こちら)、
その繋がり所以でこういうコラボレートになったのかな。
アルバムにはリンダさんも参加してます。
フェルナンドさん、よく知らなかったけど音楽命なハードワーカーっぽい。
好印象を受けた。これから動向に注目していこうかな。
詳しくは→bandcampへ(全曲聴けます)

2018年9月25日火曜日

ブルース傑作をあらためて聴く① 



ローリング・ストーンズが選出するブルース・コンピが11月に出るらしい。
こちら
良いことだ。
上記動画は2016年のストーンズ・ブルース・カヴァー作のタイトルにもなった名曲(1959年録音)。
はっきり言ってオリジナルの圧勝です。
ど頭からラストまで完璧なブルース・フィーリングに貫かれていて、
いつ何時に聴いても最高に好きだ。
リトル・ウォルターはR&Bっぽい軽快なブルースが得意なイメージがあるんだが、
こういうドロドロしたナンバーもスイッチが入るとえげつない。
歌詞は女にふられて悶々としている内容だが、人生そのものに苛立ってる感じが噴出してきているんだよなぁ。
リトル・ウォルター、この時29歳。ヒットも飛ばして看板スターの地位を確立していたのに、何があったらこんな凄まじい歌唱になるんだ。

2018年9月21日金曜日

アカペラ+ドラムのみだけど。



アイスランド出身の3人組。その方面では注目されているっぽい。
テクノ方面からロックに転向してきた音楽性とのことだが、
確かにこのリズム・アプローチはそんな感じだ。
4つ打ちの誘惑から脱し、8ビートの可能性を追求しているのか。
この新曲ではギターやシンセすら鳴っていない。
最早ドラムあるのみ。カッコイイぞ。

2018年9月19日水曜日

ジョン・グラント、無双のポップ。



来月出る新作よりJohn Grantの新しいPV。
80'sっぽいファンクでありながら、吹っ切れたセクシャリティーと狂った世界観が交錯していて、なかなかに見事な出来栄え。
僕にはこの人がどこへ向かうのか想像もつかない。
そこが面白い。
今年はこれからフィギュア・スケートで聴く機会もあろうが(→こちら)、
ますますの活躍を期待したい。

2018年9月12日水曜日

Sun Parade、良いです。



アメリカ東海岸マサチューセッツ州ノーサンプトンの5人組バンド。
夏が似合うポップ・ソングです(なぜに夏終わったタイミングで出す!)。
しかし、ジャケ、映像共々ひどいレベルで雑。
誰か注意する人は周りにいないのか。
メンバーの見た目も悪くないし、もったいないぞ。
ま、本人達が楽しければ、余計なお世話なのですが。
気に入った方はSpotifyで過去の曲も聴けるので、是非。

2018年9月11日火曜日

ポスト・アニマルってどういう名前だよ。



イントロがプログレで何故かサビがザ・シンズみたい、で気に入ったバンド。
シカゴ出身で今年4月にデビュー作が出ていて、そこからのPVです。
基本サイケが好きそうな人達なのだが、どことなく80'sの軽さもある。
バンド名Post Animalも変で、ジャケットも意味不明、もちろん映像もよく分からん。
1stPVは「ゼラチン・モード」というタイトルだったのだが、
歌詞を調べても理解不能だった。
インディー業界を煙に巻いて、裏で内輪受けしてそうなタチの悪さ。
そこが良いところか。
国内盤はMOORWORKSさんが出してます。

2018年9月7日金曜日

エレキベースの新曲です。



今月末に配信されるエレキベースの新曲。
いつもの二人+手練のゲスト・ミュージシャンとでいいグルーヴ出してます。
PVは今夏のアセンズの映像らしきものが使われていて、
めっちゃアメリカ郊外って感じです。是非。
詳しくは→こちら

2018年9月6日木曜日

セイントセネカの新作。



上記PVは生歌ヴァージョン。スタジオ・ヴァージョンは→こちら
ポップに洗練される道とは正反対のアシッド・フォーク。
もう発売されているオハイオ州出身Saintsenecaの4th新作より。
他の先行曲は幾分聴きやすかったものの、マニアックであることには違いない。
もう少し楽曲の路線は絞った方がいいように思うが、シャッフルで音楽を聴いてきた世代なんだろうか、自由であることは良いことだ。
しかし、こういうバンドをフォローし続けるAnti-は偉い。

過去の記事→こちら

2018年9月5日水曜日

シカゴの才媛デュオOhmme。



しっかりした音楽教育を受けてそうな女性2人組。
シカゴのトータス界隈の人脈が伝わるが、確かに意識高そうだ。
上記PV曲は幾分ポップだが、他の曲は結構ぶっ壊れたアレンジをかましていて、
なかなか面白い。
でも、本物の壊れっぷりではなくて、高い所から眺望して出されたノイズ。
というわけでダーティ・プロジェクターズ以降の世代感もある。
スノッブで隙が無いので女性アーティストとしては可愛げがなく売れ無さそうだが、
本人達も元よりそういう売れ方は望んでいなさそうだ。

2018年9月2日日曜日

Steady Holidayがとてもいいです。



Barsuk Recordsと言えばデス・キャブ・フォー・キューティーなのであるが、
オフィシャル・サイトを覗いていたら、このステディ・ホリデイに惹かれました。
ということで紹介。
ドレ・バビンスキ嬢の一人ユニットで、しっかりと自分を持ったサウンド。
こういう非凡なメロディー作りは是非評価されて欲しい。
昨今は女性アーティストのマイナー・レベルからの底上げがすごく、
シーンが活況しているが、そんな中でもかなり良い線をいってるのではなかろうか。
是非ご一聴を。

2018年9月1日土曜日

ザ・マジック・ギャング、国内盤デビュー。



10月に半年遅れて出ることになったThe Magic Gangのデビュー作国内盤。
僕が取り上げたのは随分前だったが(→こちら)、11月に来日もあるようだし、
ここに来て日本で注目され始めている模様。大歓迎です。
この手のバンド・サウンドは日本では根強い人気があるし、
いつの間にか鼻歌に出てくるようなメロディー作りも時間をかけて支持を集めるに違いない。英ロック好き以外の人にもオススメしたい。
今夏レディングのライブが公開されているのでどうぞ→こちら


2018年8月27日月曜日

#10 不良少女



親の仕事の
都合で引っ越して行った
不良少女
僕は彼女の
席のちょうど真後ろだった
接点はそれだけ

キレイな髪の人だと
僕はいつも思ってた
それに優しいところも少しあったよ

いつも無口で
知らないうちに早退してた
不良少女
僕は彼女の悪い噂を聞いたって
面白がれない

キレイな髪の人だと
僕はいつも思ってた
それに優しいところも少しあったよ

前から順番に
プリントがまわってくる
不良少女にも
それが渡って
彼女はパッと振り向いた
足りないよ、と言って

ララララ バラララ
昨日引っ越して行った
引っ越して行った
不良少女は昨日
引っ越して行った

----------------------------------------------------------------------
人生には「足りない」ものだらけだ。
いつもそれを僕に思い起こさせてくれる曲。
そう言われるなら不良少女がいいって話だ。
変則チューニングも含めて絶対に僕にしか作れない、お気に入り曲です。

2018年8月24日金曜日

#9 やさしき人



誰もいなくなった公園で
噴水があがる 夕陽をあびて
収拾のつかなくなる優しさを
いつまでも持ち続けている

君は横切り 立ち止まる
噴水を少し見てあげる
収拾のつかなくなる優しさを
どうしても捨てられないんだ

悩むときも 迷うときも
ふさぐときも 病めるときも
痛むときも つらいときも
それだけが それだけが
自分の証し 自分の証しだから

隠していよう 邪魔だから
最後まで自分らしくいよう
収拾のつかなくなった優しさは
どうしたって捨てられやしないよ

悩むときも 迷うときも
ふさぐときも 病めるときも
痛むときも つらいときも
それだけが それだけが
自分の証し 自分の証しだから

悩むときも 迷うときも
ふさぐときも 病めるときも
痛むときも つらいときも
それだけが それだけが
自分の証し 自分の証しだから

収拾のつかなくなった優しさは
どうしたって捨てられやしないよ

---------------------------------------------------------------
東日本大震災のあと、うちの子がプラレールでひとしきり楽しんで最後に「津波だー!」と言って全部ぐちゃぐちゃに壊す遊びをよくやっていた。保育士が言うには、そうやって震災を乗り越えているんだそうだ。自分のソングライティングもそれに近いものがあるな。暗い曲でも自浄作用があるんだよ、自分の中では。癌で亡くなった身近な人を思って書いた曲。

2018年8月17日金曜日

『LIVE2000 赤い赤いマフラー』本日配信開始!


2000年にリリースされた2nd『眠りこんだ冬』のレコ発ツアー音源。
ドラムの坂田君、ベースの吉川君との息の合ったバンド編成を一度しっかりと記録しておこうと、会場に8chレコーダーを持ち込み録音されたもの。
ライブ数日後にそのラフミックスを聴いた僕は自分自身の細かいミスが気になってしまい、あまり良い印象を持っていなかったんだけど、スタッフ周りではちゃんと爪痕を残した音源になっていたようで、今回デビュー20周年記念という節目にあたり「是非正式リリースを」という声が上がって、このような配信リリースに至った。
ミックスを担当したのは僕。今年の初め8トラックが送られてきた時は何せ18年振りに聴く録音だったので不安しかなかったのであるが、冒頭の「眠りこんだ冬」が流れ出してすぐにその思いは消えた。
確かに細かいミスや音程の外しはあるけど、トリオ演奏のエッジやスナップが効いていて、特段変わったことはやってないのにちゃんと耳を傾けていられる内容だった。勇ましかったり、へろへろだったり、あの頃の思い出も鮮明に蘇り、意外にもこのミックス作業は自分でも楽しいものとなった。

曲数は厳選されることもなく、その日演奏された曲全てがありのままに聴ける。勿論、あとから足したり直したりした音もない。さすがに間延びするのでMCやチューニング・タイムは省いてあるが、当時このライブを観に来ていた人にとっては記録としても貴重なものになっていることは間違いない。
曲として注目して欲しいのは、この当時未発表だった楽曲。「なんだか迷惑だ」はその後3rd『嘘つきデビル』で、「S(スピード)」は5th『スワン』、「エヴリー」は6th『裸のステラ』で発表されることになる。アレンジが既にアルバム・ヴァージョンと一緒なのが良いんだか進歩がないんだか、そのへんも聴きどころかもしれない。
あと我が弟・純も数曲でコーラス&パーカッションで参加してくれてます。
楽曲単体で買うこともできるけど、1曲毎に拍手をフェイドアウトさせてないので、
バンドル購入がおすすめです。

iTunes https://itunes.apple.com/jp/artist/id414189632?at=1l3vbso?app=itunes

レコチョクhttp://recochoku.jp/artist/2000021860/

dwango.jp  http://r.dwango.jp/iCG9dEzc

music.jp  http://music-book.jp/music/Artist/876115

オリコンミュージックストア https://music.oricon.co.jp/php/artist/ArtistTop.php?artist=A836557

Amazon https://www.amazon.co.jp/%E5%BE%B3%E6%B0%B8%E6%86%B2/e/B002E10VQ6/digital/ref=ntt_mp3_rdr?_encoding=UTF8&sn=d

Google Play Music https://play.google.com/store/music

2018年8月14日火曜日

#8 ハッピーバースデイ



大人のような子供が
つらいつらい旅に出た
風に負けぬコートを着て
襟を立てて
誕生日がきて子供は思った
自らで祝うほどのことではない

ハッピーバースデイ 君のバースデイ
塀の上を歩いてゆけ
ハッピーバースデイ 君のバースデイ
母性本能をかき乱せ

子供のような大人が
息を切らせ走っている
人生なんてあっという間
あっという間
誕生日がきて大人は転んだ
あきらめた手に
やさしさが残っている

ハッピーバースデイ 君のバースデイ
たよりない冷や汗をかき
ハッピーバースデイ 君のバースデイ
告発の花束を受け

誕生日がきて老人は耄ける
変わらない あの頃と何も
透明な子供の小さな世界

ハッピーバースデイ 君のバースデイ
マッハで溶けるチョコレート
ハッピーバースデイ 君のバースデイ
塀の上を歩いてゆけ
ハッピー・バースデイ 君のバースデイ
産まれた時はいい匂い

-------------------------------------------------------------
曲名はハッピーバースデイだけど、別に誕生日を祝う歌ではない。
ピストルズが皮肉って歌った「God Save the Queen」みたいなもんか。
自分の中では理想的な曲作りが出来ていて、反骨精神が静かな炎を見せているのがいい。
目立つことが嫌いな性格なので、この「静かな」が重要なポイントなのだ。

2018年8月8日水曜日

PVはなぜかゴダールの『勝手にしやがれ』風



ニューヨークのSSWジョン・ブローダーのプロジェクト、Bird Streetsバード・ストリーツ。
リリースはOmnivore Recordingsからで、8/10とのこと。
ソロとしての活動もあったようだが、この名義では初アルバムになるらしい。
注目は、これがジェイソン・フォークナーとがっつり協力して制作されたアルバムだということ。
ジェイソンはBECKのサポートとして今夏サマソニに来る予定で、今や売れっ子。
でも、こういうマイナーな人とも忙しい合間を縫ってちゃんと音楽を作ってます。

音楽性は現在ほぼ絶滅状態の90年代っぽいパワー・ポップ。
グレイズやオウズリーなんかを彷彿とさせます。
他の曲を聴きたい方はオフィシャル・サイトへ→こちら

2018年8月6日月曜日

#7 イカロスの気絶



撫でる 撫でる 猫を撫でる
それで自分を誤魔化して
前を見るんだ 上を向くんだ

媚びる 媚びる 勝ちに媚びる
それで自分を騙かして
前を見るんだ 上を向くんだ

空を飛べ
両手を広げてはばたけ
自分を欺いてきた
翼があるのに
空を飛べ
両足で蹴って飛び立て
やってみるんだよ
翼があるんだから

戯れる 戯れる ウェブと戯れる 
それで自分を消し去って
夢を見るんだ のめり込むんだ

もぎる もぎる 時をもぎる
それで自分を釘付けて
夢を見るんだ のめり込むんだ 

空を飛べ
両手を広げてはばたけ
自分を欺いてきた 
翼があるのに
空を飛べ
両足で蹴って飛び立て
やってみるんだよ
翼があるんだから

イカロスの イカロスの
気絶 気絶
気絶 気絶 気絶

------------------------------------------------------------------
ネット社会を見ていると、虐げられているのに権力者の味方につくストックホルム症候群っぽい人達がいるよな。それでしか自制を保てないのかもしれないが、歌詞の2ブロック目ではそういうことが綴られている。全体では自分自身への批判も込められている。おいおい、お前の反骨精神はそこで歌詞を書いてせいぜい投票行動して終わりかと。

2018年7月31日火曜日

#6 女子 女子 女子



うとうとしてしまう
無防備な肩口 眠る

あくせくしてしまう
無駄を身につけて 惑う

流れるままに生き
流れるままに死ぬ

わくわくしてしまう
無頓着な足が はしゃぐ

流れるままに生き
流れるままに死ぬ

運命を変える人が 君を見てた
何かに引き寄せられて 君を見てた
最初で最後の刹那 君を見てた
今、通り過ぎてった

一生に一度の人が 君を見てた
何かを感じて立ち止まり 君を見てた
未来が開ける刹那 君を見てた
今、通り過ぎてった

追いかけろ!
女子 女子
女子 女子 女子

引きかえせ!
男子 男子
男子 男子 男子

-------------------------------------------------------
『ねじまき』(2013)のミックスはハイファイだったので、Spotifyとの相性がいいな。
この曲は当時も今もお気に入り。
「喪失」を様々な角度から捉えたアルバムの冒頭だというのも、いい位置。
出会えなかったという日常を歌う普遍的な1曲で、僕の色が全開に出てます。

2018年7月28日土曜日

ダープロ、復活(僕の中で)。



前作は1曲目が僕の趣味に全く合わず、これでセルフ・タイトル作かよと嘆き、
もうこのバンドともお別れかと思っていたが、今作の先行曲は良かった。
いやいや、でもインターバルは短いし、アルバム全体ではどうなってるかまだ不安だと思っていたが、大変良かったです。久々の傑作来ました。
サウンドの仕掛けは相変わらず過剰だが、
ちゃんとD・ロングストレスのいい歌が耳に届いてくる。
全体的にギターがバキバキに鳴ってるのもいい。
8曲目「What Is the Time」のソウルフルなアプローチも大好きだ。
考えてみりゃビョークと共演した『Mount Wittenberg Orca』(2011)も劇的につまらなかったし、このバンドは波があるんだな。
テンションも高く、陽性で、長く楽しめそうなアルバムだ。

日曜日にはフジロックのYouTube生配信があるらしいが、
リアルタイムで観れるかな。

2018年7月27日金曜日

ハニー・ハーズ、センスあります。



色々情報がありすぎて難儀だが、整理しながら書くと、
これはラフトレード発、英国ロンドン出身の11〜16歳の三姉妹が歌う、
トランプ大統領を非難する曲。
PULPの人がプロデュースしているが、変に「大人の入れ知恵」が入ってない作りですごくいいなと思ってしまった。
若者の音楽にとって「大人の入れ知恵」ほど悪いものはない。
それをちゃんと分かっている感じ。
曲もプリミティブで、毒されてなくて、こういうものは尊いのだ。
何も考えてないのか、ただの思いつきなのか、PVではダンスをしたり、ボクシングしたり、サブカルっぽい(例えばヴァージン・スーサイズ的な)見方をするっとかわす軽さもあって好印象。デビュー・アルバムが9月発売とのこと。

2018年7月23日月曜日

17歳ってまじか。



90年代のめっちゃクールだった時代のHIP HOPに影響を受けたとみられる英国ロンドンの若者のデビュー曲。
ありきたりなオートチューンなど出てこない、ひょろひょろした身のこなしで自分なりの自然な風采を打ち出しているのが実に良い。
ベッドルーム感が肝だと思うので、このまま世間に媚びないまま、このスタンスで次々に作品を発表してもらいたい。
PVも普通に生活感出ていて良いな。
フレッドペリーにラコステ、そしてにきび。

2018年7月18日水曜日

ザ・レモン・ツイッグスの新曲。



期待が募る音楽バカ兄弟The Lemon Twigsの2ndより先行曲。
前に発表された曲(→こちら)もニルソンっぽくて素晴らしい出来だったが、
今度のも最高です。スタックリッジを彷彿させる優雅さがあるポップ。
9月に出るアルバムは人間として育てられたチンパンジーの成長物語、
というコンセプト・アルバムらしい。
どんな仕上がりになっているのかワクワクしてきます。

2018年7月16日月曜日

#5 だから僕は眠るのか



眠りの浅い彼女が言う
「寝つきの良い子は幸せになれる」
私はだから眠れない
だから私眠れない

眠りの深い僕は思う
「寝つきの良い子は幸せになれる」
僕はだから眠るのか
だから僕は眠るのか

彼女はまるで眠らない
空気に重みが伝わり落ち着くと
彼女はそこに浮いてしまう
パッチリ眼をあけたまま

彼女は僕を揺り起こす
「またあの夢を見てしまったの?」
そう僕は首を吊ってしまう
いつも僕は首を吊ってしまう

--------------------------------------------------------------------------
デビュー作に収録されたDADGADフォークで、ダビーな要素もあり、
今とやりたいことは変わってないな。ただ、当時はこれを余興的にやっていた。
録音する前は「まぁ2分くらいで終わるでしょ」みたいな適当さで、
他の曲の余りテープに録音して、途中でテープが切れて終わらせてしまっている。
こういう曲が他人にはない個性だという自覚があったら、
名曲となる期待を込めて少なくとも10分の余裕は見ておいたのに。
20年後の今、その勿体無さを思ったりする。


D     4     4 5     4 5     2 4     0 2     2 7     5     0
A     0        0        0        0        0        0     0     0
G     4        4        3        2        2        7     5     6
D     0        0        0        0        0        0     0     0
A
D     0

2018年7月11日水曜日

#4 今夜君に会えるといい



今夜会えるといい
僕は君に連絡をして返事を待つ
夏が終わるんだ
今年もなんだか早く過ぎて行くんだね
背伸びをしたらば気持ちのいい夜風が吹いたよ

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
今夜君に会えるといい

信じられるかい?
今日は会社のクーラーが故障したんだよ
何処にいるんだい?
今僕は君の存在を感じられない
背伸びをしたらば気持ちのいい夜風は吹くけど

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
今夜君に会えるといい

シャキッと立つ夕刊
夜が降りてくる
サヨナラ前年比 新しい缶コーヒー
留守電と疎外感
夜が降りてくる

君に会いたいような
消えてしまいたいような
傷をつけたいような心地がする
うまくやっていけそうな
うまく落ちていけそうな
うまくずらかれそうな心地がする
・・・
今夜君に会えるといい

--------------------------------------------------------------
このアルバムは低予算で作ったので色々と直したい所があるんだけど、
聴き返すとそういう部分にこそ愛着が残っているような気もするから不思議だ。
この曲の打ち込みもチープなんだけど、曲後半には何故かまとまっている。
僕のミックスは業界ルールを大きく無視していて大胆だ。
友達のデモを聴かせてもらって「おおっ」と思うその感覚に近い。
ギターは3弦だけ半音落として、下記のように弾いている。

2      2
2      2
0      4  2
1      2
2      2

2018年7月9日月曜日

#3 星は揺れる



明け方近く 星は揺れる
まるで一晩中起きていた誰かに
さよなら、と手を振るよう
明け方近く 星は揺れると消えてゆくんだ

前転しそうなマンションの中で
きっと都会がいくつも目を覚ます
銀河における僕のいる位置で
きっとそのうち毎日が目を覚ます

明け方近く 雲は溶ける
小鳥が横切って何かを伝えると
雲はゆっくりと溶ける

香水は甘い箒星のよう
きっとこの胸は張り裂けている
銀河における僕のいる位置で
きっとこの胸は張り裂けている

明け方近く 星は揺れる
まるで一晩中起きていた誰かに
さよなら、と手を振るよう
明け方近く 星は揺れると消えてゆくから
星は消えてゆくから
星は消えてゆくから

---------------------------------------------------------------------

明け方によく見える星と言えば金星だな。
秋っぽい感じが出ていると自分では思う。
コード進行は変態だが、メロディーは綺麗でこれも僕らしい曲かな。
レギュラー・チューニングで弾けます。

0   3   3   0    3        0   0   3   3
1   3   2   1    2   3   0   1   1   0
2   4   3   2    3   2   1   2   2   0
2             2         3   2   2   0   0
0   2   1   0    1   2   2   0        2
                               0             3

2018年7月4日水曜日

リチャード・スウィフトが亡くなる。



病気だというニュースが最近流れていたが、
まさかこんなにも早く亡くなるとは。Richard Swift享年41歳。
このブログではよくプロデューサーとして名前を出した憶えが…。
まだまだ活躍できたと思うのに、残念だ。

2018年7月1日日曜日

#2 ブレーキ痕



朝のカーブに目に飛びこんだ
真新しい鮮やかなブレーキ痕
昨日の夜に誰かがなすった
血の気が引いたようなブレーキ痕
僕は地面スレスレ
今目覚めたところ

見て見ぬふりを 多分即死だ
この世にしがみついたブレーキ痕
迷いに迷ったハンドルの跡に
君の顔を思い浮かべたよ ブレーキ痕
僕は地面スレスレ
でたらめでメチャクチャ

今日も僕は嘘をつく 君を守る為
この世はまともで おかしなことなどない
紙一重のところで生かされているわけでもない

君と僕とは長い付き合い
二人はいつも手を繋いでいる
どうして上手くやっていけそうなのか
言えないから呪いをかけてるのさ
朝のカーブに目に飛びこんだ
黒く長い憐れなブレーキ痕
君の笑顔を僕は思い浮かべたんだ
訝かしむ自分にも呪いをかけてやれ
それは地面スレスレ
でたらめでメチャクチャ

今日も僕は嘘をつく 君を守る為
この世はまともで おかしなことなどない
紙一重のところで生かされているわけでもない

ギリギリのところで生かされているわけでもない

----------------------------------------------------------------------

道路でブレーキ痕を見ると、今でもふと口づさんでしまう曲。
オルタナ魂が強く出てるけど、それだけの曲にしたくなくて、
ソフトな面も主張しつつの、絶妙な徳永節になったと思う。
1サビ後のリフで不協和音が出てるけど、僕が一発録音の際、
出してるミスです。直せないのでそのまま使ってます。
オルタナ魂なんで、そこんところは多目に見よう。

2018年6月28日木曜日

#1工業都市のため息




すごい話をマンガで読んだ
バスで帰る途中
頭の中にセリフが残る
わくわくしていた

子供や主婦もみんな疲れる
それが夕方さ
僕は笑える話をマンガで読んでいるところさ
おかしいんだよ

停留所に着き僕が降りると
少し バスは軽くなったみたい
そして走ってく 僕が降りると
少し バスは元気になった

冷えた路地裏 ポッケに手を入れ
紙切れをつかむ
なんとなくでも落ちこんでいた
マンガを忘れた
どうでもいいんだよ

停留所に着き僕が降りると
少し バスは軽くなったみたい
そして走ってく 僕が降りると
少し バスは元気になった

汚れた仕事着 鞄からはみだす
気にするもんか 誰のせいでもない
そうさ そうさ そうさ そうさ

停留所に着き僕が降りると
少し バスは軽くなったみたい
そして走ってく 僕が降りると
少し バスは元気になった

----------------------------------------------------------------------------------------------------

Spotify開設記念でいくつか過去曲をピックアップしてみようかと思う。
リリース後に自分の曲を聴き返すことはほぼないのだが、
今回Spotifyチェックのために聴いていたら、いいなと思えるものがあったので。
当然歌詞は全曲いいんだけど(20年間で直す所ないな)、
サウンド作りやミックスは時期や状況に色々と影響を受けているので、
満足しないものもあったりする。
ま、そんな中で自分らしい世界観が表現できているんじゃないかな、
という曲をサルベージしたい。
「工業都市のため息」は諦念のまま後半盛り上がっていく様がぐっと来る。
演奏もミックスもいい感じ。
聴くべき人には届いてないのは押し出しの弱い僕のせいです。

追記:ギターはこんな感じ。レギュラーで弾けます。
7   5   5   5 
8   5   7   6
9   5   6   7
0   0   0   0

2018年6月22日金曜日

20周年企画 『LIVE2000 赤い赤いマフラー』発売


デビュー20周年となる8月に蔵出しライブのリリースが決定。
配信のみ。詳しくは専用サイトへ→こちら
熱き文章はCoaの山本さんが書いてくれてます。
1曲試聴もできます。シングルのカップリング曲「テーマソング」。

で、ポニーキャニオンの作品も含めストリーミングが本格的に始まります。
レーベルをまたがっているので、まだ整理してない所もあるけど、
おいおい直っていくでしょう。

2018年6月21日木曜日

1998-2018 なんだかんだで20年。



寺田倉庫でちょうど20年前ぐらい前に撮ったPV。
監督はデビュー作のジャケットも手掛けているサリーさんだった。
録音には参加していないが、うしろで坂田君がドラムを叩いている。
僕がサングラスをかけているカットが挿入されるが、
こういうイメージはこの時だけだったな。
自分も含めて全然楽曲の世界観に追いつけてないが、
それも込み込みでなつかしい思いがする。

では、また明日。

2018年6月18日月曜日

ストーンズってやっぱ面白いな。



ストーンズ本人達によるアナログ・ボックス開封動画。
これがめっぽうぞんざいで、笑える。
普通は神妙に丁寧にお宝を扱うような動画になりがちなのだが。
一番真面目そうなミックがひどい。キースが若干引いている。

2018年6月13日水曜日

Self Help / Tomberlin



アメリカ南部出身、敬虔なクリスチャン家庭で育ったというサラ・ベス・トムバーリン嬢。
でも、そんな環境にいることに十代でこんがらがって、曲を作り始めたらしい。
コナー・オバーストに見つけられ、サドル・クリークとサイン。
8月に1stが出るそうだ。
シューゲイザーと合体したような上記楽曲で僕は知ったのだが、
ありがちなようでいて、ベス・オートンにも近い不思議な存在感もあり、
他の曲も聴いてみたいと思った。

2018年6月9日土曜日

ザ・バーズ〜TFC系統の音が好きな人は必聴。



もはやWEEZER的なオーバードライブさえも聞こえない。
よりアコースティックになっている近年のTony Molinaトニー・モリーナさん。
元々が米国西海岸のハードコア界隈から出てきた人なので、
今ひとつジャンルの壁を越えた情報が伝わってこないのだが、
ギタポ好きが聴かないのは勿体無さ過ぎる。
ハードコアの出自が分かるのはジャケと、曲の短さ(!)くらいだ。
気になる人は今すぐSpotifyで検索だ。
ニュー・アルバムはSlumberlandより7月発売。
上記先行曲は去年TONERとの共演でも発表していた曲。当然短い。
アルバム全体はきっとまた10分くらいで終わるのだろう。

2018年6月7日木曜日

ギターポップ好きは注目せよ、The Beths。



絶妙な軽いタッチが気持ちいいニュージーランド出身の4人組バンド。
エリザベス嬢が率いるから「ザ・ベスズ」。バンド名がわかりやすい。
ワシントンDCのカーパーク・レコーズより8月に1stフルをリリース予定。
上記PVは先行第2弾で、第1弾のこの曲も実に良い。
デビューEPにも収録されていたこの曲もすかっと爽やか。
グッド・メロディーを目指すバンドはインディー・トレンドに乗れないものだが、
コートニー・バーネット(豪出身)の後ろについてちゃっかり売れて欲しい。

2018年6月5日火曜日

2018年5月30日水曜日

The Jayhawksの新曲。



ヴィム・ヴェンダース監督の写真集『Written in the West』をジャケにしたジェイホークスの新譜が7月に出るそう。
レーベルは毎回変わっているが、今回はSONY/REGACY。国内盤も出ます。
ゲイリー・ルーリスが過去に他アーティストと共作した曲を多く収録しているらしく、
上記「Everybody Knows」もディキシー・チックスが発表済み(→Youtube)。
安定したルーリス節で、アルバム全体もファンなら納得の仕上がりになっていることだろう。
楽しみ。

2018年5月25日金曜日

オフィーリアズ、注目していこう。



アーティスト写真を見ると冴えない女子感満載で面白いオハイオ州の4人組The Ophelias。
戯曲『ハムレット』から取ったバンド名と釣り合わないこと甚だしい。
にしては音作りが冴えてるなーと思って調べたら、
(STEREOGUMではR・アンダーソンの「O Superman」が引き合いに出されてた)
プロデュースにWHY?が絡んでいて、成程と思った。
7月に2ndが出るらしい。2年前の1stは未聴だったのでSpotifyでチェックしたら、
ストリングスを上手く取り入れたインディー・ポップで、気に入った。
ヴァンパイア・ウィークエンドへの田舎の女子からの返答みたい。
これからの動向を気にしていこう。

2018年5月24日木曜日

Astral Drive、フィル・ソーナリーさんの青春曲。



現在58歳、英国人フィル・ソーナリー(Phil Thornalley)さんの青春曲。アストラル・ドライヴ名義。
どんな人だろうと調べたら、結構すごい人だった。
キュアー、ジョニー・ヘイツ・ジャズにメンバーとして在籍したこともあり、
ブライアン・アダムスのバックにもいたり(曲タイトルはひっかけているわけですね)、
ナタリー・インブルーリアのヒット曲「トーン」を書いていたり、
RAKスタジオのレコーディング・エンジニアとして多くのヒット曲を手掛けていたり。
プリファブ・スプラウトのシングル「When Love Breaks Down」のプロデュースもしてます。

そんなフィルさんのセミ・リタイア的プロジェクト(失礼だ)なんだけど、
すごくいいです。バックはほぼブライアン・アダムスのバック・メンバーで安定感抜群。
サビがトッド・ラングレンぽくて好印象だと思ったら、
ユートピアのカシム・サルトンも参加しているとのこと。

2018年5月22日火曜日

Father John Mistyの新作がもうすぐ。



ここ数年アーティスト・パワー全開中のファーザー・ジョン・ミスティ。
約1年でもう新作を発表します。
濃厚で、全曲じっくり聴くと若干くどさもあった前作の後なので、
どうかなと思ってこのPVを観たが、また違う世界を展開していたので感心してしまった。
ベックが歌いそうなメロディーに、迷宮回廊のような作り込んだ映像、
地に足が着きながらの軽い自虐的なユーモアがいい按配である。
「Mr.Tillman」とは当然自分自身のことで、
人気者になった以後の状況を客観視した内容なのだろう。
オッカーヴィル・リヴァーのウィル・シェフも人気者になった後に、
バンドを解体して「Okkervil River R.I.P.」なる曲を発表したが、
そういう精神構造、詩人としてのバランスの取り方は好きです。

2018年5月11日金曜日

古澤ひかりの新作。

今月の23日、古澤ひかりの12年ぶり2ndアルバムが出ます。
色々ありましたが、ようやく出ます。
日本の女性シンガー・ソングライターの中でも極めて個性的な作品。
群を抜いたものが好きな方は、ぜひ。

2018年5月9日水曜日

Wandが着実にステップアップしている



タイ・セガールやマイカル・クローニンと交流のあるLAのサイケ・ガレージ5人組、新EPからのPV曲。
アルペジオが鳴るギター・ポップっぽい曲調で、僕が抱いていたイメージと若干違うけど、こういう甘いくだけたメロディーは好きなので歓迎です。
ドラッグ・シティというレーベル・カラーらしい壊れたオルタナ感もちゃんと背景にあるのは分かるしね。
もっとポップになる方向もアリだとは思うが・・、果たして。
中心人物コリー・ハンソンのギター・センスはスティーヴン・マルクマスのそれに近く、
なかなかのもんです。

2018年5月6日日曜日

エセックス・グリーンが復活



懐かしい名前だ、エセックス・グリーン。
うちのCD棚にもちゃんとあります。
12年ぶりの4thが来月末に出るらしい。
インディー・ポップ好きは皆喜ぶんじゃないかな。
演者もファンも全員おじさんおばさんになっているだろうが、
サウンドだけ聴いてたら実に爽やか。むしろ前より若くなってる気が。
エセックス・ブラウンになってない。ちゃんとグリーン。
Mergeは良心的なリリースをしますね。

2018年5月1日火曜日

ブルックリンのインスト・トリオ。



NYブルックリン、パーカッショニスト3人によるグループ。
ドローン感のある人力テクノを展開してます。
映像ではパーカッションを担当しているのは一人であるが、他の2人もパーカッション的な演奏をしてますよ、という解釈でいいのかな。
ま、確かにニール・パート(Rush)やテリー・コックス(Pentangle)は普通にグロッケンを奏でるし、ザッパのライブ映像でルース・アンダーウッドやラルフ・ハンフリーを観れば、バチで叩ければ何でもいい、感は十分に伝わります。

2ndアルバムが出たそうです。

2018年4月26日木曜日

やっぱりパワー・ポップが好き その2



ちょうど1ヶ月前に公開していた第1弾に続き(→こちら)、第2弾です。
少し前の記事で、作るのに萎えたと書いたけど、結局いじくってるうちに形になりました。
今回は90年代から00年代にかけて。3時間もある。
スマホに無料アプリ入れて、シャッフルで聴いてもらうことを想定してるので、
曲順は考えてません(言い訳)。
パワポ好きな人はフォローしてみてください。

作ってて改めて思ったのが、パワー・ポップってのはヘタレの為の音楽なんだな、ということ。
やってる側にあんまり屈強な男というのは存在しない。
ボーリング・フォー・スープなんかは強そうだが、PVでは敢えていじめられキャラ、学校の冴えないグループ側であることを演出している。権力側ではいけないのである。
ナダ・サーフに「ポピュラー」というスマッシュ・ヒットがあるけど、あれはそのことを逆手にとった皮肉っぽい歌詞だった(PVでは教壇に立ち「俺は人気者だ」と歌う)。

ま、とにかく、僕が思うに、なよっとした奴がギターを持って叫んで撃沈する、その様が正しいパワー・ポップの姿ということだ。
今回女性アーティストはリストに入れなかったが、彼女らはどっかで強いものを持っているんだな。

2018年4月25日水曜日

ザ・キンクスのファンは必聴です。



まずはMonchiconさんの素晴らしい対訳と記事(→こちら)参照。

オッカーヴィル・リヴァー(Okkervil River)は、レイ・デイヴィスの自伝での逸話をリアルな歌の情景へと、
あざやかに変換してくれている。すごい手法だが、手法そのものより直接胸にグッとくる感覚の方がずっと勝っていて、そこに感銘を受けた。
これを踏まえて「ウォータールー・サンセット」を聴くと、
今までより何倍も力が沸いてくる。
出色な評論になりつつも、美しい独立した曲でもあるという魅力。
2曲とも出会えて良かった、そう強く思えた。
来月リリースの新作、また国内盤を買わなきゃな。

2018年4月23日月曜日

ザ・ポウジーズのDX盤が出るらしい。



Spotifyで90年代のパワー・ポップ集を作ろうとしていたのだが、
ザ・ポウジーズの『Dear 23』(1990)がないので萎えてしまった。
ヘヴィになる次作以降にも「Solar Sister」など傑作があるにはあるが、
僕にとっては、出会いであったこの曲の瑞々しさこそがポウジーズなんだよなー。
ジェリーフィッシュやレッドクロス同様、ここが時代の変わり目だったのだ。
PVの80年代をひきずった格好を参照してもらえば分かってもらえるだろうか。
ちなみに当時このPVは観た憶えがない。SONY MUSIC TVを時々チェックするぐらいでは遭遇できなかった。今のYouTube時代、ありがたいです。
雑誌のぎりぎりの情報だけでディグしていた過去の自分がかわいそうだとは全然思わないけど。

今年ゲフィン時代の3作がデラックス・エディションとしてリイシューされるそう。
パワー・ポップ好きにはお馴染みのレーベルOmnivoreより。
Not Lameは消滅しても、まだOmnivoreがある。熱量は全然落ちていません。
そして、本家ゲフィンは何もしません。

2018年4月20日金曜日

このPVもなんだか泣ける。



プリンス版はベストに収録されていたライブ・ヴァージョンが有名だったが、
この2018年になって、突然オリジナル・ヴァージョンが登場しました。
当人にとってはデモのつもりだったのだろうが、出来は素晴らしいです。
録音されたのは1984年の夏。『パープル・レイン』が大ヒットしている最中。
あの夏の空気感を憶えている身としては、なんだかとても甘酸っぱい気分に。
プリンス、絶好調だったんだろうけど、「それにしても」な底無しの才能をまた見せつけられて、今日は幸せです。
配信、ストリーミングは本日より。

2018年4月13日金曜日

スローンの新作、いいです。



ウィーザーの近作には頭を抱えてしまう僕ですが(一発当てたいのが見え見え過ぎる)、
TFCやジェイホークス、スローンの近作は誰も傷つかない作りで頬が緩みます。
今回のスローン12thアルバム『12』は先行曲を沢山アップしていることから明らかなように、出来が良いです。先行発表曲以外も気に入った曲がいくつもあった。
パワー・ポップ節が比較的復活しつつも、ちゃんと年齢を重ねたメンバーの経年変化を感じさせるもので無理がなく、自然体なポップ。
ジャケなんかは完全に手抜きだが、その辺もいかにも彼ららしい。
変わらない姿勢がスローンである必然を維持させてます。

2018年4月10日火曜日

ライリー・ウォーカーの新曲がいい。



60年代末期フォークのリヴァイヴァリストだとばかり思っていたライリー・ウォーカー。
出てきた新曲がシカゴ的なポスト・ロックっぽい響きを伴っていた。
ぐっと冒険度が上がっていて、これは面白い。
『ゴースト・イズ・ボーン』の頃のウィルコのような感触もありつつ、
フォーク流儀から自ら離れていく意志が表出している。
気負いが感じられたやや野暮ったい歌の表情も、以前より変化したように思う。
アルバム全体はどうなっているのか。興味津津である。

2018年4月6日金曜日

ホップ・アロングの新曲。



3rdが本日発売、サドル・クリークの期待株、ホップ・アロングの新曲。
小柄なフランシス嬢のハスキー声が何とも言えず魅力的で、好きです。
メジャーな音楽シーンで聞かれる歌声は今やプラグインで塗り固められたもので占められているが、僕はやっぱり馴染めないので、こういうストレートな歌の方に惹かれてしまう。
フォーク・ロックとしてはアレンジも工夫されているし、
レーベルの大先輩ブライト・アイズやエディー・ヴェダーにも通じるエモ感も切実。
メロディーの端々に、抑えられないものがこぼれ出しているんだよな。

2018年4月2日月曜日

Khruangbin、リラックス・ファンクです。



中国のおばちゃんが楽しそうにしているだけのPV。
なんだこれ。でも、音楽そのものがとても良い。
テキサスの男女トリオ、クルアンビン。
ファンキーでも熱くたぎるタイプでなく、チルアウトする気持ち良さに重きが置かれている。
イアン・ブラウンのいないローゼスが暇を持て余してジャムってる感じで、
ずっと聴いていられるな。
Monchicon!さんに詳しいレビューあり→こちら

2018年3月31日土曜日

ムーンウォーク・ギターがすごい。



簡単そうにやってるけど、超絶に巧いギター動画。
8弦を使ってのタッピング。
動画を公開しているのはLittle Tybeeというアトランタのプログレフォーク(from wikipedia)バンドのメンバー。
プログレといっても土地柄かどこか南部な雰囲気がある。
どこかゆったりとした空気が漂っています。
巧すぎると洗練されていくし、曲に面白さも感じないが、
こういう動画は楽しいです。

2018年3月30日金曜日

Brian Campeauという名前、覚えておこう。



カナダ出身、現在はオーストラリアで活動するブライアン・キャンポーさん。
4枚目のアルバムが4月にSmall Pondから出るそうで、そこからの先行曲。
全然知らなかった人ですが、すごくいい。
淡いサイケ感と、よく聴くとプログレなギター・フレーズ、歌メロのスケール。
見た目はただのオッサンでスター性は皆無だけど、僕は注目します。

やっぱり今のインディー界はオーストラリア産の時代なのかな。
他の欧米勢は周りを気にしすぎてシーンを矮小化させちゃっているが、
オーストラリア勢は自由に個人的に好きなことだけやって、
いつのまにか注目を集めている。
アルバム、他の曲も聴いてみたいぞ。

2018年3月26日月曜日

やっぱりパワー・ポップが好き。



その昔、RHINOが出した名作パワー・ポップ・コンピがありまして。
大好きでした。
でも、とっくの昔に廃盤になってるので、似た感じのプレイリストを作ってみました。
ビッグ・スター、チープ・トリック、ナック、ラズベリーズなど、
ビッグネームも時折混ぜつつ、B級で愛すべき良い曲をたっぷりと。
春にも合うと思うので、是非どうぞ。
Spotifyのアカウントは今は簡単に無料で作れます。

2018年3月20日火曜日

フレッドペリー、攻めてます。

http://www.fredperry.jp/subculture/cookie/

フレッドペリーのHPで公開された野性爆弾くっきーのSpotifyプレイリスト。
文字にするだけで物凄い破壊力なのだが、狂っていて最高です。
すごく刺激を受けたので、僕も近日プレリストを公開しようかと計画中。
ただ痒いところに手が届かないのがSpotifyなので、若干テーマを設定するのが難しい。
例えば90年代初頭のUKもののリストを作ろうと思っても、
ファイヴ・サーティーとかリアル・ピープル、ミルタウン・ブラザーズなどなど、
自分にとって重要なところがごっそり無い。
ま、昔のカセットテープのようにはいかないけど、やってみよう。

2018年3月16日金曜日

ネオアコ好きにも基本の名盤。



パンク〜ニューウェイブ期で1番好きなバンドを問われたらスクイーズかモノクローム・セットで悩む。どちらも抜群のメロディー・センスと歌詞のひねくれ具合が特徴。
ただ初期に限るとモノクローム・セットの方に軍配が上がるか。
演奏と緻密なアレンジがいいので全然飽きないんだよな。
毎年必ずハマる時期があって、今でも普通に聴きまくっている。

というわけで今月発売のモノクローム・セットの3rd『Eligible Bachelors』の豪華盤。
初期からのシングルと既発ライブ盤を合わせるという適当さだが、
まぁ許せてしまいます。(U2が同じことをしたら袋叩きにあうだろう。)
ま、僕は単純に欲しいので予約注文しました。
上記はアルバム2曲目。ベルセバっぽいメロですが、本家はこちらです。
タイトルはよく誤記されるが、ビートルズの「I'll Cry Instead」をもじってます。
「Scry」は占い用語で、占いにのめりこむ人を皮肉った歌。

蛇足であるが、スクイーズもモノクローム・セットも現役。
それぞれの新曲もリンクしておきましょう。
「I Feel Fine (Really)」 The Monochrome Set
「Innocence in Paradise」Squeeze

2018年3月10日土曜日

Never Tear Us Apart



iPhone Xで撮ったという宣伝動画で、オーストラリアで流れているもの。
音楽がコートニー・バーネット。
カヴァーされているのがインエクセスの名曲「Never Tear Us Apart」。
両者ともオーストラリア出身ということで組まれた企画なのだろうが、
それ以上にぐっとくるものがあるのは僕が両者のファンだからだろうか。
調べたら、この曲がリリースされた年にコーネットは生まれているんだね。
原曲の傑作PV→こちら
返す返すもマイケル・ハッチェンスの自殺は音楽界の大きな喪失だった。

2018年3月7日水曜日

ネオアコ好きは必聴です。



80年代、英国リバプール出身のネオアコ・バンド、キャンディ・オペラ。
18曲入りコンピレーションが発売されるというニュースがHMVに(→こちら)。
上記はその1曲目。
そもそもこれが初CD化ということで、僕は全然知らなかったのだが、
プリファブ・スプラウトとアズテック・カメラを合わせたような青春っぽさです。
初めて聴くのに懐かしい。たらまんです。
発掘したドイツ・ベルリンのFirestation Recordsに拍手。

2018年2月28日水曜日

火がともる PV



レーベルオーナー、サカモト君がビデオを作ってくれました。
徳永が撮った素材も終盤にちょこっと出てきます。
この豪雪。どこだろうねー。
すごく好きな景色です。
もう春がそこまで来てますが、是非どうぞ。

2018年2月27日火曜日

ブレット・デネンを今更ながら知る。



アメリカ西海岸出身のSSW、ブレット・デネンさんの最新配信EP曲。
近作はメジャーから出ていたらしく、もう6枚出しているそうだが、
その存在を全然知らなかった。
飄々としたいい感じの歌い手で、今現在過去作品も掘りたくなってます。
この曲はなんか薄っすいコステロっぽく、親近感あるポップさ。
ジェイソン・ムラーズと関わりがあるようで、
あの近辺を根強く支える、サーフィンとかしてそうなオーガニック系な人達がファンベースにいるのかな(想像の域を出ないが)。
とりあえずSpotifyのプレイリストに放り込んでおこう。

2018年2月26日月曜日

かっちょいい2曲メドレー。



以前、停滞してるのか、と書いたパーケイ・コーツ(→こちら)。
全然そんなことありませんでした。
しっかり、デンジャー・マウスと組んで強力な作品に取り組んでました。
一瞬でセンスを感じさせるナイスなバンド・サウンドに、
最高なメドレー形式の楽曲。これはガツンとやられます。
やっぱりカッコイイです。脱帽。
新作は5月とのこと。ファンとしてはいい予感しかしない。

2018年2月24日土曜日

Radio Dept.の新曲



取り立てて大きなヒットはないが、定評あるサウンド作りでインディー・ポップ好きを毎回くすぐってくれるスウェーデンのレディオ・デプト。
今回の新曲もいい感じ。NEUを模したビートにいつもの甘い歌が乗る。
雰囲気だけであとに残るものがないのは短所のようだが、長所でもある。
絶対にどの曲もGAPの店内BGMにハマってくれる(西友でもいいな)。
アパレルに利用されるってことはその音楽が機能的であるということだ。
そういう価値観の音楽好きも大勢いるわけで、間違いではないのである。
気難しい音楽を聴いたあとに、ほっと出来る音楽。

2018年2月21日水曜日

みんな大好きコートニー・バーネットの新曲。



さらに一皮剥けて、ポップな存在に見栄えているCourtney Barnettの新曲。
タイトルも反骨心あって頼もしい。
3年前に初めて彼女のことを書いて以来(→こちら)、
着実にアイコニックなキャラクターに成長しているのが嬉しい。
ニュー・アルバムは5月とのこと。

2018年2月15日木曜日

確かにこれはトランス・ビデオだ。



なんやこれ。面白い。
スウェーデンのアーティストAndreas Wannerstedtによる不思議な映像。
オフィシャル・サイト(→こちら)の他の映像も良い。
床屋の入り口を思い出す人もいるかもしれないが、
無機質なのに妙な生命的なエネルギーもあったりで、
ついつい何分も見てしまう。

音楽も鋭角に切り込んでいて、好きなタイプ。
解散したファング・アイランドというバンドの中心人物が新たに始めたプロジェクトのようだ。
ギラギラしたシーケンスがドローン効果抜群でかっこいいです。

2018年2月12日月曜日

クリス・デイヴ&ザ・ドラム・ヘッズ、かっこいい。



最近よく聴いている一枚。
名だたるアーティストのバックを努めてきた現在44歳のトップ・ドラマーの初スタジオ作。
ブルー・ノートからのリリースで、攻めまくったジャズ作品だと言えよう。
SEやラップが飛び交い、ロバート・グラスパーやディアンジェロ界隈のミュージシャン、飛ぶ鳥落とす勢いのアンダーソン・パークなんかが次々に客演していく。
Spotifyなどですぐにストリーミングしてもらうのが手っ取り早いが、
とてもじゃないが一度で消化できない音楽の情報量で、色々と発見も多い。
たまに耳慣れた70年代風ソウル・フレーズがふっと現れたりするのが面白く、
僕はニュー・ソウルの進化系として捉えているが、如何に。

2018年2月9日金曜日

良質なピアノ・トリオです。



カナダ・トロント出身の3人組、シャイ・キッズ。
Vimeoのスタッフ・ピックに選出されていたのを見て、
初めて知ったのだが、いいバンドだ。
メンバー構成などネット上での情報は皆無なのだが、
ピアノをメインとしたメロディアスな曲が得意な模様。
所属レーベルも無さげなので、自主で頑張っているのだろうか。
90年代ならもっと注目されただろうに、
こういうポップ・バンドにとっては今は冬の時代なんだろうな。
気になる方は彼らのSoundcloudへ。他の曲も色々と聴けます。

2018年2月7日水曜日

The James Hunter Six ブルーアイド・ソウル好きは必聴でしょう。



シャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングスや故チャールズ・ブラッドレイを世に広めたNYの素晴らしきレーベルDaptoneが今推しているジェイムズ・ハンター・シックス。
英国出身の55歳、ヴァン・モリソンと交流もあるR&B系シンガー。
下に貼ったAceから出た90年代のデビュー作を憶えている方もいるかも。
彼の10年代に入ってからの新バンドの3年振りの3作目が出ます。
アナログにこだわった録音、軽く肩の力を抜いた演奏、
ジョージー・フェイムにスティーヴ・ウィンウッドを足したような声がたまりません。
Spotifyなどストリーミングでもすぐに聴けるのでお好きな方は是非。

2018年2月5日月曜日

日常に溶け込んでいる可愛いデザイン。



NY出身のエモ・バンドの去年出たアルバムからの新しいPV。
ディレクターは特にキャリアがある人でなさそうだが、
ちょっとしたアイディアとセンスに光るものがあって才覚を感じさせる。
すっきりした画面とアメリカ的な色彩、季節感が目を引く。
欧米の日常に溶け込んでいる可愛いデザインっていいよな。

2018年2月2日金曜日

SUUNS、ええやん。



カナダのサイケ・バンド、SUUNSの新曲がいい感じでした。
このバンドならではの個性というものには欠けるんだけど、
この曲はちょっぴり音色にクラフトワーク入っていてツボでした。
そのノスタルジックがじわじわ脳に効いてくる感じ。

2018年1月29日月曜日

Joey Dosikに注目です。



米国LA出身のシンガー・ソングライター。
VULFPECKとつるんだ楽曲で僕は知ったのだが(→こちら)、
2016年に自主制作したデビューEPに4曲ボーナス曲を加えたものが来月<Secretly Canadian>より再リリースされるとのこと。
古き良きソウルの匂いを醸しつつ、白人らしいデリケートさに包まれた音楽で、
本人にその意識はないかもしれないが、往年のAORに近い素敵さです。
これからリリースされていくであろう曲にも注目していこう。

2018年1月26日金曜日

パワーポップには絶対ならないけど。



フィラデルフィア出身のPALMのもうすぐ出る2ndからの新曲がどれも良い。
1stのマスロック風味から一歩先へ踏み出した軽やかなポップ性が耳に残る。
あいかわらず実験精神は随所に仕込まれているし、
時折ぐいっと音像を歪めに来られるのだが、
起点はポップ・マインドな気がする。
この痙攣演奏とメロディーとのミスマッチも意外とくせになる。
アルバム、楽しみにしておこう。
公開済みPV →「Pearly」「Dog Milk

2018年1月25日木曜日

雪かきもせねばいかん。



インフルですが、もう平熱に戻りました。
でも、まだコーヒーがおいしく感じられないので、自分の中では治ってない。
早くおいしいコーヒーが飲みたい。
Red bullの動画で、モンブランにて撮影されたもの。
とてもいいです。

2018年1月21日日曜日

またインフルにかかりました

今回のはしつこい。イナビル吸入しても治らん。
更新、しばしお待ちを。

2018年1月15日月曜日

12.やさしき人

2016年の初頭に作った、このアルバムの中で一番新しい曲。チューニングはCGCGCE。アルバムの最終構想の段階で没になった曲があったんだけど、その代わりを考えている頃に出来て、すぐに採用した。ピンポイントで狙ったわけじゃないが、アルバムの最後を全部引き受けてくれる楽曲がつるっと出来て本当に良かった。歌詞はぶっちゃけ、その頃に起こったデヴィッド・ボウイの死のインパクトが影響していると思う。そこから端を発して色んな思い出が顔を出した。やさしき人に僕もなれるといいが、それは最期を迎える時まで分からない。最期が勝負だと思っている。演奏に関しては砂山さんのウッドベースが効いている。最初と最後の音響派っぽいノイズは1996年のカセット音源より抜き出した。デビュー前にはこういう実験宅録をよくしていたもんだ。





というわけで解説文終了。やっぱり時間かかった。難しいもんだ。
アルバム、気が向いたら時々聴いてくださいな。

2018年1月13日土曜日

11.火がともる

2015年作。アコギはお得意のEADEAE。「アイヴィー」「7(セブン)」「本屋の少女に」なんかで使っている。音作りとしては他の曲同様、サンプリングを多用。でも、それを目立たせないよう工夫している。理由は簡単。手法を聴かせたいわけじゃないから。とは言え、平坦過ぎるわけにもいかないので、その按配が難しい。この曲は出来た瞬間から大物感を漂わせていたので、後半はそのムードに流されてみようと思って、リズムはあえて平坦な繰り返しのみにしてみた。すると、自然な盛り上がりが起こった。それで正解だったということだろう。ギター・ソロはワーミーを使用。何をどう弾いたのか全く憶えていないので、二度と同じフレーズは弾けません。

2018年1月10日水曜日

10.信じるに値しない男

これもストック曲で、2015年に歌詞をつけた曲。以前書いた『信じるに値しない男が出来るまで』の補足をすると「うかつな男」は運命に翻弄されることに無防備だった男の歌。それに対する自分なりの答え、防御策(?)がこの曲。ちょっと意地悪でずるいけど、やっぱりこれが僕そのものなんだろうな。だんだん終局へ向けての空気感が出てくるが、曲順は録音に取り掛かる前に大体決めていて、予定通りといったところ。曲間の秒数タイミングもCDマスタリング時に入念にチェックして決めた。これはファイルにしてしまうと関係なくなるが、まぁ聴き方は自由だ。

2018年1月8日月曜日

9.嵐が来たのさ

90年代に放置していた曲をカセットから見つけて、手直しして歌詞を乗っけたもの。過去の自分と共作した格好だ。2015年は真新しい新曲も書きつつ、こういう作業にもトライしていた。noteに未発表曲を公開しようかなと思ったのもこの頃だった(色々出てきたもんで)。歌詞は町で時々見かける狂った人からインスピレーションを受けている。都会だけでなく、田舎にもこういう人は多い。逆に目立つのか。病んだテーマだが、暗い方向に収斂せずちょっぴり華麗に仕上がったな。

2018年1月5日金曜日

8.ユーアーダンシンクイーン

2015年作。DADF#ADで2capo。周りのミュージシャンにこの曲が好きという人が多いのは割りと納得。ぶっちゃけ体裁の整ったポップソングは誰にでも書ける。けど、こういうタイプの良曲は難しい。考えて書けるわけではない。あとでストーンズの「ファクトリー・ガール」に似てるなと思ったんだけど、それも含めて僕も気に入っている。歌詞は奔放。江戸時代にタイムワープした女が速攻斬られる。映画化は難しいだろう。

2018年1月1日月曜日

あけましておめでとうございます

今年でデビューして丸20年。
周りから何かやりましょう、などと言われているが、
どうなることか。
まだ具体的に話せることはないけど、
ひとつ準備を進めている事案があるので、
先ずはそこから、だな。
皆様、今年もよろしくお願い致します。
『信じるに値しない男』時々聴いてやってくださいな。