2012年9月30日日曜日

マイク・ケネリーさんです。



ただのオッサンに見えるけど、ただのオッサンじゃないです。
マイク・ケネリー。
その昔、耳コピだけでフランク・ザッパの複雑極まりない楽曲を覚え、
いきなりオフィスに売り込みの電話をかけ、
オーディションに合格してしまった男。

今や昔の面影はほとんどないが、
そんな彼の最新作『Wing Beat Fantastic』からのPV。
アンディ・パートリッジとの共作&プロデュースということで、
とってもXTCっぽい音の鳴りしてます。
二人の出会いは1988年。
XTCの大ファンだったマイクさんが、渡英先でザッパのライブに招待した時だそう。
そこから長い時間を経て、のコラボレート。
根気と執念、そしてお互いをリスペクトする気持ちが窺われます。

ただ、このポップさはマイクさんの持ち味でもあるみたい。
僕は昔の奇天烈な作品しか知らなかったが、
最近の作品は柔和でポップな味わいがあるようです。
聴いてみようかな。

2012年9月27日木曜日

THE ROCK MOVIES

ビートルズ『マジカル・ミステリー・ツアー』
ボブ・ディラン『ドント・ルック・バック』
ローリング・ストーンズ『ギミー・シェルター』

この3本を10/14~10/16にフジテレビで放映するらしい。
DVD持ってるけど、こういう快挙は素直に嬉しいと思う。
未見の方は絶対に録画の準備を。

詳しくは→こちら

2012年9月26日水曜日

Hospitality、お洒落やん。



アンバー・パピーニ嬢を中心とするブルックリンのトリオ・バンド、ホスピタリティー。
ヴァンパイア・ウィークエンド以降の奔放さに、
どことなくベルセバ似の爽やかさが重なっていて、とても魅力的に聞こえる。
派手さはないけど、センスのいいアレンジも光ってます。
僕は最近アップされた上のPVでその存在を知ったのだが、
(演技しているのはメンバーではなく、役者さん)
この曲の入ってるデビュー作はもう春には発売になっていたそうだ。
かなり遅れを取ったな。
国内盤はボートラ6曲入りだそうです。

2012年9月23日日曜日

フライング・ロータスの新曲。



このPVいいなー。
可愛いいなりして凶暴なロボットたち。
捕食し合い、増殖し、際限なく巨大化していく。
一度始まったら、もう誰も止められない。
こちらではこのPVキャラで遊べます。
色んな場所をクリック&ドラッグしてみましょう。

フライング・ロータス、ほんとに多彩な才能の持ち主だ。
アルバムはもうすぐ出る予定。
楽しみにしておこう。
エリカ・バドゥや、再びトム・ヨーク、サンダーキャットらが参加しているとのこと。

追記(9/24):
フル試聴始まりました→こちら


2012年9月20日木曜日

ビル・フェイおじさんの名カバー



70年代のブリティッシュ・フォーク好き以外は恐らくその名前を知らないであろう、ビル・フェイ。
彼の40年振りの復活新作より、ウィルコのカヴァー。
弱々しげにピアノ弾き語りで歌われるのだが、
これがウィルコより泣けるという傑作。
コードのヴォイシングに切なさが滲み出ている。

ビル・フェイさん、なんでも近年ミュージシャンから再評価の声が高かったらしく、
こういう復活劇になったみたい。
アルバムにはマット・デイトン、ジェフ・トゥイーディーらが参加してます。
声がボブ・ディランに似てきているから(昔はそうでもない)、
その筋のファンの方にもオススメです。

2012年9月19日水曜日

リッキー・リー・ジョーンズのカヴァー新作。

全曲試聴→こちら

リッキー・リー・ジョーンズが久々のカヴァー集を今月リリース。
前回の『It's Like This』(2000)はバラエティ豊かな選曲で面白く、愛聴したものだ。
ビートルズの「フォー・ノー・ワン」なんてオリジナルより好きだったかもしれん。

今回のはベン・ハーパーがプロデュースということで、その色が濃厚。
英米のクラシック・ロックの曲が多く選曲されていて、
それを変化球(スロウカーブ多し)で勝負している。
ベン・ハーパーのオリジナルも1曲あるが、それも当然同じ路線。
ルーツを掘り下げるというよりは、お互いの手持ちのカードを合わせてみたら、
なかなか興味深い音になったんじゃない? という感じか。
リッキーさんの声は歳取っても、まだまだいけます。
ベン・ハーパーは来月バラードを集めたベスト盤(新曲含む)が出るそうです。

2012年9月16日日曜日

ドアーズの超有名ライブ・ビデオ



来月『ライブ・アット・ハリウッド・ボウル』の新装版DVDが出る。
1968年のツアー初日に自作映画の為にシューティングされた映像で、
多少固いところはあるものの、ジム・モリソンのオーラは必見。
周囲にピリピリした緊張感が漂っている。
「ハロー、アイ・ラブ・ユー」が全米No.1になる直前、
普通のバンドだったらもう少し浮かれているのだろうが、
やはりドアーズは目つきが違う。
良くも悪くもアートにかぶれていて、クール。
今回のは映像のレストアに加え、音もブルース・ボトニックがリミックス、
カットされていた曲も収録、そして特典映像も1時間あるらしく、決定版っぽい。
海外では同時にCDも出るとのこと。

オフィシャル・サイト→こちら

2012年9月15日土曜日

映画と恋とウディ・アレン



決して歩みを止めない不倒の老人ウディ・アレンのドキュメンタリー映画。
その予告編。
既に歴史の幕を閉じた人物の足跡を追う内容ではない。
最新作『ミッドナイト・イン・パリ』が大ヒットという現役のスーパーマン監督を描いているのだ。
面白い。
本人はむずかゆかっただろうが。
年末には日本公開されていなかった『恋のロンドン狂騒曲』も公開になるそう。

オフィシャル・サイト→こちら

2012年9月9日日曜日

50年目のローリング・ストーンズ



50周年ストーンズが本気を出してきている。
アーカイヴのオフィシャル・ブートレグ・シリーズは既に4タイトル(→こちら)、
そして公式写真集、マディ・ウォーターズとの共演DVDに続き、
11月には怒涛のリリース・ラッシュがやってくる。
ベスト盤には先月録音されたという新曲も入るらしい。
YouTubeのストーンズ・チャンネル(→こちら)も珍しい映像をガンガン放り込んでいる。
こうなると、どれから手をつけたらいいか分からなくなってくる。
でも、嬉しい。

簡単にまとめておくと、
・GRRR!(レーベル枠を越えた3枚組グレイテスト・ヒッツ)
・Crossfire Hurricane(映像アンソロジー)
・Charlie Is My Darling(1965年のアイリッシュ・ツアー映像)
・ブリュッセル・アフェアーのLPボックス
それぞれデラックス盤があるとか…ついていけないぞ!

上の映像は伝説のキース・リチャーズのギター殴打場面。
風船にテンションがあがったステージ乱入者を圧倒する。
こともあろうにギターで殴る、しかも悠然と演奏に戻る、
という一連の動きにストーンズ・ファンは溜飲を下げたものです。
全然関係ないが、3分過ぎに演奏そっちのけで風船と遊ぶロン・ウッドも見物です。
因みにこの時のライブ録音は上記のアーカイヴ・サイトで買えます。
タイトルは「 Hampton Coliseum (Live, 1981)」。

2012年9月6日木曜日

自動でお風呂を沸かします。


Wasps / Emperor Yes
 
エンペラー・イエスという新人バンド。
英国のインディー・バンドのメンバーらで結成されたポップ・バンドみたい。
フレーミング・リップスやMGMTの影響下にあるのかな。

で、彼らのデビュー・シングルのPVが面白い。
タイトルの「蜂」にちなんで、B級パニック映画をスウェーデン製にしている(『僕らのミライへ逆回転』)。
のだが…、それよりも日本人としては、変な字幕やサンプリングが気になるのだ。
どうしても注目してしまう。
意図が分からない。
そして、PVの内容がまったく頭に入って来ません!

2012年9月2日日曜日

これぞパワー・ポップ!



最近はいつも一足遅い情報ですいません。
少し前に公開になっていた復活レッド・クロスのPV。
KISS風のメイクで、かつての美男子ぶりは見る影もないけど、
曲自体は「パワー・ポップは永遠に不滅です」と言わんばかりの好ナンバー。
パワポに若者もオッサンも関係ありません。
むしろオッサンの方が元気。
そこはかとなく熟練の余裕も感じさせますが。

僕が最初にレッドクロスを聴いたのはFMラジオだった。
中川五郎さんが「少年ナイフ」という曲をやってるアメリカのバンドがいて、
ジャケを見ても男か女かわからない、って言ってたなぁ。
懐かしい。20年以上前の話だ。
そこから紆余曲折ありつつも、まだこういう瑞々しい演奏を聞かせてくれるのだ。
嬉しいかぎり。
15年ぶりの新作は8月にMERGEからリリースされている。

オフィシャル・サイト→こちら